今回は、先日の「MCS英会話スクール」のシニアレッスンで話題に上った「結婚する」の言い方を中心にお話しさせて頂きます。
「結婚する」という動詞は"marry"ですが、それ以外に"get married"という言い方もあることをご存じの方も多いはず。まずはその違いについてお話ししましょう。
(1)"marry"は主として"marry (人)"という形で使い、「(人)と結婚する」のように結婚相手を伴うのが普通です。
【この時"marry with (人)"のように"with"を使う事はありませんので注意。】
① He married his cousin. (彼はいとこと結婚した。)
② Will you marry me? (僕と結婚してくれませんか?)
③ I married him because he was rich. (私は彼がお金持ちだったので彼と結婚した。)
(2)"get married"は「既婚者になる」という意味合いが強い。《※結婚相手を入れたい時には"with"ではなく"to"を使う。》
④ I got married 10 years ago. (私は10年前に結婚した。)
⑤ She wants to get married early. (彼女は早く結婚したがっている。)
⑥ He got married to his cousin. (彼はいとこと結婚した。)
◆そしてこのスタイルは、「離婚する」/「再婚する」にも同じように当てはまります。
つまり、「(人)と離婚する」は"divorce (人)"、単に「結婚を解消する」という時は"get divorced"です。
同様に「(人)と再婚する」は"remarry (人)"、単に「再び既婚者になる」という時は"get remarried"です。
【もちろん「再婚」の時には"get married again"と言う事もできます。】
⑦ She divorced her husband. (彼女は夫と離婚した。)
⑧ I got divorced last year. (私は去年離婚した。)
⑨ The star remarried a baseball-player. (そのスターは野球選手と再婚した。)
⑩ He got remarried soon after his divorce. (彼は離婚後まもなく再婚した。)
★なお、実際には"marry"や"divorce"や"remarry"の後に「(人)」を入れないで使う事もありますから、以上のルールはそれほど厳密なものではなく、あくまで原則ととらえて下さい。
A: My brother got married when he was 18.
(私の弟は18の時に結婚したの。)
B: Really!? Did he marry his high-school classmate?
(本当!?彼は高校のクラスメートと結婚したの?)
A: Yes. It was a shotgun-marriage. But they got divorced 3 years later.
(そうよ。できちゃった結婚だったのよ。でも3年後に離婚したわ。)
B: Oh my god!
(何て事なの!)
A: And he remarried another classmate the next year.
(それで次の年に他のクラスメートと再婚したのよ。)
B: Unbelievable! He is a dangerous playboy!
(信じられない!彼は危険なプレイボーイだわ。)
"shotgun-marriage"は俗に言う「できちゃった結婚」のことです。語源は諸説あるようですが、結婚前に妊娠が発覚した娘の父親が、ショットガンを持って相手の男性に結婚を迫ったからだとか。
今日から3月。風は冷たくても、もう春ですね。
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