2018年5月の「お役立ち英会話」《シニア日常英会話》のブログで、"surprise/surprised"の使い方についてお話しした事がありました。今回はその応用拡張編をお届けしたいと思います。
その時のブログで、「"驚く・ビックリする"という行為・感情は自分でコントロールできるものではなく、他者から影響されてそうなるものなので、英語では《受け身》の形にする」というお話をしました。【だから動詞の"surprise"には「驚く」と言う意味はなく、「驚かせる」の意味だけなのです。従って「驚いた」と言いたい時には"I was surprised at the news."のように言うわけですね。】
それと同類の言い方を紹介してみましょう。
① I was shocked at(by) the scene. (私はその光景に衝撃〔ショック〕を受けた。)
② I was disappointed at(with/in) his words. (私は彼の言葉に失望〔がっかり〕した。)
③ I am satisfied with the result. (私はその結果に満足している。)
④ We were excited at(by) the game. (私たちはその試合に興奮した。)
⑤ She was impressed with(by) the picture. (彼女はその絵に感動した。)
⑥ He is relieved at(by) the news. (彼はその知らせにホッとしている。)
⑦ They were scared at(by) the noise. (彼らはその物音におびえた。)
★ここで気になるのが〔どの前置詞を使えば良いか?〕ですが、さほど気にしなくてもOKです。《受け身》で最もよく使われるのは"by(~によって)"なので、迷ったら"by"か"at"を使って下さい。
★★後ろに"to see the scene"や"to hear the news"などを続ける手もあります。
⑧ I was shocked to see the scene. (私はその光景を見て衝撃〔ショック〕を受けた。)
⑨ He is relieved to hear the news. (彼はその知らせを聞いてホッとしている。)
◎なお、これ以外にも「落ち込む("be depressed")」「欲求不満になる("be frustrated")」「びっくり仰天する("be amazed")」など、日本語では《受け身》では言わないのに英語では《受け身》になる表現は沢山あります。
A: I was impressed with that movie. How about you?
(僕はあの映画に感動したよ。君はどう?)
B: I was not satisfied. The original story was much better.
(僕は不満だったね。原作の方がずっと良かったよ。)
A Really? How about that pretty heroine?
(本当かい?あの可愛いヒロインについてはどう?)
B: She has nothing but a pretty face.
I was disappointed at her acting.
(彼女は顔が可愛いだけだよ。彼女の演技には失望したね。)
A: Oh, you are always harsh about movies.
(へぇ、君はいつも映画には手厳しいね。)
"harsh"は「手厳しい・辛口の」という意味です。また「感動する」は"moved"を使う手もあります。
12月に入り何かと気ぜわしくなってきましたね。「吉祥寺MCS英会話スクール」では、シニアの生徒様の手作りのクリスマスリースが扉にかかっています。寒い季節、シニアの皆様どうかお風邪を引かぬようご自愛下さいませ。