「GO  TO  トラベル」や「GO  TO  イート」キャンペーンで、最近何かと話題になっている「ギフト券」や「商品券」。私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様たちの話題にも、よく登るようになってきました。これを英語では何というでしょうか?

 そのまま"gift-card"と言うと伝わらないことが多いと思います。正しくは"gift-voucher"。もっともアメリカでは"gift-certificate"と言う事も多いようです。

 この"voucher"という単語ですが、お金と同等に使う事のできる「金券」を指します。"book-voucher"なら「図書券」、"rice-voucher"なら「お米券」、"hotel-voucher"なら「ホテル宿泊券」、"travel-voucher"なら「旅行券」といった具合ですね。

 私が初めてこの言葉に触れたのは、かれこれ30年ほど前に海外ツアー旅行に参加した時のことです。女性の添乗員が「これからバウチャーを配ります。明日の朝、朝食の時にこれをレストランの入口で渡して下さい。」と言っていたのを鮮明に覚えています。つまりあれは"breakfast-voucher"(朝食券)だったわけですね。

 もうひとつ似たような言葉に「クーポン("coupon")」があります。"voucher"とほぼ同じように使ってもよいのですが、こちらは一枚ずつ切り離して使うタイプのものを主に指します。チラシなどの隅の方に付いているアレです。バスの回数券なども「クーポン」に当たります。

◆You  can  get  the  gift-vouchers  15  percent  worth  of  the  total  amount.

     (総額の15%相当分のギフト券をもらうことができます。)

「日々雑感」2020/11月用