今回は、昨年11月の「お役立ち英会話」で取り上げた"make America great"(アメリカを偉大にする)の続編をお届けしましょう。
"make"には「・・・を~にする」という使い方がありましたね。それと同じような使い方として、「・・・に~させる」というのもあるのです。この場合の「~させる」のところは「動詞」になります。いくつか例文を紹介しましょう。
①I made my son go to the dentist. (私は息子を歯医者に行かせた。)
②The doctor made me enter the hospital. (医者は私を入院させた。)
③She will make him pay for the damage. (彼女は損害分を彼に払わせるつもりだ。)
実は"have"や"let"にも、この"make"と同じような使い方があります。ただ、"make"の場合は「やや強制的な感じ」があります。
【※参考までに《受け身》の形にして"I was made to enter the hospital."と言えば、「私は入院させられた。」となります。】
A: I'm spending stressful days now.
(今、ストレスの多い毎日を送っているの。)
B: Why? What's happening?
(なぜなの?何が起きてるの?)
A: My son is going to take an entrance-exam.
So I have to make him cram for it every day.
(息子が入試を控えてるのよ。だから毎日彼に追い込み勉強させなくちゃならないの。)
B: Oh, you are an education-conscious mother.
(へぇー、あなたは教育ママなのねぇ。)
"cram"という動詞は聞き慣れませんが、「(試験などにそなえて)詰め込み勉強する・一夜漬けをする」という意味の動詞です。英語圏の人は、日本の「塾」のことを"cram-school"と呼んでいて、苦笑いさせられてしまいます。"education-conscious"は、「教育を意識した」という意味で、単に"education-mother"というよりも理解されやすいと思います。
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