これまであまり積極的にテーマにしてきませんでしたが、今回は「コロナ」がらみの話題です。この一年間、これらの単語がメディアに登場しない日はありませんね。当然、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアレッスンでも多くの質問が寄せられますので。
◆まず「緊急事態」という言葉ですが、英語で言うと"a state of emergency"となります("state"は「状態・事態」の意味)。
①The Government declared a state of emergency. (政府は緊急事態を宣言した。)
※"emergency"は「緊急・非常・救急」という意味で、"emergency-exit (非常口)"や"emergency-hospital (救急病院)" にも使われます。〔ただし「救急車」は"emergency-car"ではなくて"ambulance"ですよ。〕
◆次に「自粛する」という言い方を紹介しましょう。
②We have to refrain from going out. (私たちは外出を自粛しなければならない。)
※"refrain from ~ing"という有名な熟語があって、これが「自粛する・ひかえる」の王道でしょう。"hold back"も同じように使えます。
③We will hold back events until the corona-virus infection is over.
(私たちはコロナ感染が収束するまでイベントは自粛するつもりです。)
※ここで、「収束する」を"is (be動詞) over"で言っていることは要注意かもしれません。英語では「○○は終わった」と言う時に、"finish"と同じぐらいよくこの言い方をします。ほら、"Love is over."という有名な歌がありましたね。
◆では「不要不急」は何と言えばいいでしょうか。これはシンプルに"unnecessary"(「不必要な」)という形容詞だけでOKです。これでは「不急」が入っていないと思われるかもしれませんが、言わなくてもわかりますから。まさに、「不急」は「不要」な言葉なのです。
④Please avoid unnecessary outings. (どうか不要不急の外出は避けて下さい。)
※"outing"は、これだけで「外出・遠出」の意味になります。
◆そして最後に「ワクチン」です。
まず最初に、「ワクチン」は和製英語の最たる物で外国人には通じないと言う事を覚えておいて下さい。スペルで書くと"vaccine"、発音は「ヴァクスィーン」です。実際の会話場面では、"vaccination"(ワクチン接種)という言葉の方が普通に使われます。(発音は「ヴァクスィネーション」)
⑤I had a corona-vaccination. (私はコロナのワクチン接種を受けた。)
※"had"は"got"、"took"、"received"に変えてもOKです。"corona"を"flu"に変えれば、「インフルエンザの予防接種」になります。
A: Oh my God! We have to refrain from going out again for a while.
(あ~あ。またしばらくの間外出を自粛しなくちゃいけないわね。)
B: But, you don't need to go to the office every day.
(でも、毎日会社に行く必要がないのよ。)
A: I know. But it will make me fat.
(わかってるけど。でもそうなると私太っちゃうのよ。)
B: You need self-control in different meaning.
(あなたには、違う意味での自粛が必要ね。)
◎"self-control"は名詞で「自制・自粛」の意味です。
■私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様たちにも、「ワクチン接種券」が少しずつ送られてくるようになりました。(まだ済ませた方はいらっしゃいませんが。)当初は「あまり気乗りがしないわ・・・」とおっしゃる方もいましたが、最近では積極派が増えてきました。
ここまできたら、一日も早くワクチンを打って日常を取り戻したいものですね。