東京では桜の開花宣言も発令されて、春らしい陽気になりました。それと同時に「花粉症」の本格シーズンも到来しています。私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様も、概ね3人に1人くらいの割合で花粉症を持っておられるようです。

◆I have a hay-fever. (私は花粉症です。) / I suffer from a hay-fever. (私は花粉症で苦しんでいます。)

"I have ~"を使うより"I suffer from~"でいった方が「その病気でつらい目にあっている」ニュアンスが出せますので、使ってみて下さい。

 この"hay-fever"ですが、「干し草熱」とか「枯れ草熱」と訳されるもので、厳密には日本人の大半がかかっている「スギ花粉アレルギー」とは違います。アメリカなどでは、初夏から初秋にかけての穀物や牧草刈り取りの季節にそれから飛散する大量の花粉("pollen")の影響で、目がかゆくなったり鼻水が出たりクシャミが止まらなかったりする人が大勢いるようです。微熱が出ることもあるので"fever"という語が使われています。その患者数は4千万人とも5千万人ともいわれる国民的な症状で、まさに日本の花粉症とそっくり。そこで外国の人にも一言でわかってもらえる"hay-fever"を使うのが得策なのです。

 ただし、もし「スギ花粉症」をストレートに英語にするのであれば、このように言います。

◆I have an allergy to cedar-pollen. / I am allergic to cedar-pollen.

"allergy"は「アレルギー」(発音は「アラージー」)のことで、"allergic"はその形容詞形です。そしてこの文は、"cedar-pollen"の部分を"eggs""milk""house-dust"等に変えることで応用がききます。

 「花粉症」は桜の花のシーズンがピークだとか。でも当「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様達は、マスクを付けながらでも積極的にお花見に出かけていらっしゃいます。もっとも皆様「40代・50代の頃よりも症状が軽くなったわ。」と、これまた前向きです。シニアの特権といったところでしょうか。