今回は、前回の"I want (to)~"/"I would like (to) ~"の話の続編をお届けしたいと思います。

 "I want (to)~"/"I would like (to) ~"はどちらも「~が欲しい・~したい」という自分の欲求を伝える英文でしたが、今度は「(相手)に~して欲しい」という英文を考えてみましょう。

"I want you (to)~"/"I would like you (to) ~"のように「相手(ここではyou)」を間に入れればOKです。

I want you to go to a good school. (私はあなたに良い学校に行って欲しい。)

I would like you to help me. (私はあなたに〔できれば〕手伝って頂きたい。)

★"I want"を使うか、"I would like(短縮形はI'd like)"を使うかは、前回お話ししたように「相手との距離感」や「お願いの程度」によって判断すればいいわけです。

 また、「~になって欲しい」「~であって欲しい」と言いたい時には"be"を使うことも知っておきたいですね。

I want my son to be a kind man. (私は息子に優しい人になって/であって欲しい。)

 ちなみに、この"want""hope"に変えて使うこともできます。

I hope Japan to be a peaceful country. (私は日本が平和な国であって欲しい。)

 さらに、「~して欲しくない」は否定文にすればOKです。

I don't want you to do such a thing. (私はあなたにそんなことはして欲しくない。)

I don't want my father to drive a car. (私は父に車を運転してもらいたくない。)

【高齢者シニアの車の運転についてはこのように思っている方も多いのではないでしょうか?】


A: My son knows much about computers.

     (ウチの息子はコンピューターに詳しいのよ。)

B: Good. I'd like him to help me to choose a new P.C.

     (いいわね。彼に新しいパソコンを選ぶのを手伝ってもらいたいものだわ。)

A: That's all right. I'll ask him.

     (構わないわよ。彼に頼んでみるわ。)

B: Thank you. You are lucky to have such a helpful son.

     (ありがとう。そんな助かる息子さんがいて、あなた幸運ね。)

A: But I don't want him to be a computer-nerd.

     (でも、彼にはコンピューターオタクにはなって欲しくないの。)


 "such ~"は「そんな・こんな・あんな~」という意味です。また"helpful"は「助けになる・役に立つ」という意味の形容詞です。"nerd"は私達の言うところのいわゆる「オタク」を指す言葉で、あまりプラスのイメージは与えない語ですから相手に面と向かって使うのは避けた方がいいでしょう。

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