今回は、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様が、よく勘違いされる「まだ」と「もう」のお話しをさせて頂きます。まず「もう(既に)」の方ですが、英語では"already"で言います。「まだ」の方は2種類あって"sill"と"yet"。"sill"は肯定文、つまり「まだ~です。」の時で、"yet"の方は否定文、つまり「まだ~ではない。」の時に使います。
下の文を見てみましょう。
①She is already married./She is still single./She is not married yet.
(彼女はもう結婚しています/まだ独身です/まだ結婚していない。)
②You are already 20./You are still 20./You are not 20 yet.
(あなたはもう二十歳です/まだ二十歳です/まだ二十歳ではありません。)
③The coupon is already void./still valid./not void yet.
(そのクーポンはもう無効です/まだ有効です/まだ無効ではありません。)
④He has already gone out./He is still at home./He hasn't gone out yet.
(彼はもう出かけてしまった/まだ家にいる/まだ出かけていない。)
"already"や"yet"は、④の例のように現在完了形と一緒に使われることが多いです。但し、"yet"は少々厄介者で、疑問文の中では「もう~しましたか?」の意味として使われるのです。
⑤Have you finished your work yet? (あなたはもう仕事を終わったのですか?)
ところが"already"も「もう」の意味ですから、同じように疑問文に使っていいことになりますね。しかしこのばあいは、「エェッ、もう?!」という驚きや意外性を伝えるニュアンスになるのです。
⑥Have you already finished your work? (あなた、もう仕事終わっちゃったの?)
この部分の話になると、チョット高度な内容になりますので、ここでは参考扱いとさせて下さい。
A: Would you like any more?
(もっといかが?)
B: No, thank you. I'm already full.
(いいえ、結構よ。もうお腹がいっぱいなの。)
A: Really? Well, will you pass the dessert?
(本当に。じゃあ、デザートはパスする?)
B: No. I still can eat some dessert. I always have room for sweets.
(いいえ。デザートはまだ食べられるわ。甘い物は別腹よ。)
"room"はここでは「すき間・空間」といった意味で、上のように「いつでも甘い物を入れる空間がある」と言えば、「別腹」という意味に使えます。
"No, thank you. I'm already full."は、外国のレストランなどで使える表現です。日本人、特にシニアの方々は小食ですので、ぜひ覚えておきたい言い方ですね。
中央線・吉祥寺駅から徒歩3分のMCS英会話スクールでは、今月から《初めて習うシニアの為のゆっくり入門クラス》が開講になります。この機会に、チョットだけ勇気を出して、ぜひ一度ご見学に来てみて下さい。緊張する雰囲気はゼロですよ!本当にシニアの方だけですから、ご安心下さいませ。