トランプ氏がアメリカ大統領に就任してから２ヶ月。この間彼がマスメディアに登場しなかった日はありませんね。当「吉祥寺ＭＣＳ英会話スクール」のシニアの生徒様の関心も非常に高く、これは驚くべき事と言っていいと思います。
特によく聞かれるのは、「トランプ氏の英語ってわかりやすいですね。」という声。もちろん翻訳文をテレビで見ながら聞いていらっしゃるのだとは思いますが。氏の演説の特徴は、ひとつひとつの文が短く、声が大きい事です。そして、"Make America Great Again"とか"America First"といったおきまりの文句を多用する事、身振り手振りを同じパターンで何度もくりかえす事も特徴だと思います。これは前任のオバマ大統領の時には全く見られませんでした。マスコミなどに上げ足を取られないように慎重に言葉を選び、一文一文が作文を読むように感じられたオバマ氏の演説に比べると、トランプ氏の演説は喋り言葉的で短く、確かにわかりやすいと思いますし、内容の良し悪しは別にして聞く人に訴えるパワーがあります。
ちょっと待って下さい。実はこれって私達が英語を話す時にとても大切な事なのです。私が常々「吉祥寺ＭＣＳ英会話スクール」のシニアの生徒様に言っている事は、「発音が少々悪くても大きい声で喋って下さい」「ひとつひとつの文をなるべく短くして下さい」「できれば身振り手振りを大きく付けましょう」という事！もちろんこれはシニアの人に限った話ではありません。どうやら、トランプ氏にすっかり先を越されてしまったようですね。
