今月は、日本人が非常によく使う"maybe"について取り上げてみましょう。
ある時、オーストラリア人で親友のBillから言われたことがあります。「日本人はどうしてあんなによく"maybe"を使うの?」と。日本に長く住み日本語を熟知している彼が言いたかったのは、「どうやら日本人は『多分』の意味で"maybe"を使っているようだけど、僕たちからすれば『かもしれない』くらいのあいまいな意味なんだよ。"maybe"をつけて言った話は、あまり真に受けて聞いてもらえない場合があるよ。」ということでした。私はすかさず「じゃあ、可能性が8割くらいの時に使う本来の『多分』はなんて言うのがいいの?」ときいたところ、「"probably"がいいね。」との答えでした。
今から20年以上前のエピソードですが、「目からウロコ」でした。「多分」を辞書で調べると、①probably ②maybe ③perhaps 等が出てきますが、①は可能性が7~8割、②は5割、③は3~4割くらいを表しているようです。前出のBillによれば、②と③はほとんど差がないそうです。"probably"は、"maybe"より発音しにくいし、なじみも薄い言葉ですが、相手に信用される人間になるために、これからは"probably"を使う回数を増やすことをお勧めします。
A: Do you have free time this Saturday?
(今週の土曜日、お暇ある?)
B: Probably. Why?
(多分ね。どうして?)
A: I want you to take me to "Tokyo Sky Tree."
(東京スカイツリーへ連れて行ってもらいたいの。)
B: OK. But, maybe it's very crowded on Saturday.
(いいけど。でも土曜日はすごく混んでるかもよ。)
A: That's all right. I rather like crowded places. It's very Japanese.
(それは平気。私混んでる場所がむしろ好きなの。それがとても日本的だわ。)
B: M・・・,Maybe.
(んー・・・かもね。)
"rather"は「むしろ」という意味の言葉です。
本格的な夏シーズン到来です。暑い夏はシニアの皆さんや習い事には大敵?と思いきや、実はそうでもありません。確かに「熱中症(heat-stroke)」には用心ですが、当・吉祥寺MCS英会話スクールのシニアの生徒様に伺うと、「これからの季節は暑いしどこへ行っても混んでるし、涼しくなるまで地元の吉祥寺あたりで過ごします。」という声が結構多いのです。
それから、最近吉祥寺や中央線の車内で外国人旅行者に何か聞かれたという方が、増えてきました。「MCSで少し習っといて役立ったわ!」というお声も少しずつ増えてきました。
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