今月は少し趣向を変えて、英語特有の「遠回しマイルド表現」についてご紹介したいと思います。

 あなたは外国人に質問をしたときに、”No.”ではなく”I don't think so.”などと言われた経験はありませんか?これは日本語にはあまりない表現で、「あまり好ましくない内容を伝える時などに、語調を和らげるために使う」英語独特のテクニックなのです。

 下のふたつの文をそれぞれ比べてみて下さい。

I think he is not clever. (彼は利口ではないと思います。)

    I don't think he is clever. (彼は利口だとは思いません。)

I think it's not a good idea. (それは良い考えではないと思います。)

    I don't think it's a good idea. (それは良い考えだとは思いません。)

I think I can't help you. (あなたの力になれないと思います。)

    I don't think I can help you.(あなたの力になれるとは思いません。)

 どうでしょうか?それぞれ下の文の方がマイルドに伝わるような気がしませんか?下の文は一見まわりくどくて、日本人的には違和感がありますが、日本語に比べて単語の数や表現方法が多くない英語では結構よく耳にする手なのです。


A: We are going to have a BBQ this Saturday. Can you join it?

   (私たち今週の土曜日にバーベキューやるけど、参加できる?)

B: Great!  Where and from what time?

     (いいわね!どこで何時から?)

A: In our garden, from 6 p.m.

     (うちの庭で午後6時からよ。)

B: Evening? Oh, sorry.  I don't think I can come.

     Because I will go to a movie .

     (夕方?ああごめんなさい。行けそうにないわ。映画に行く予定なの。) 


 物事をストレートに言う事が多い英語にこのような表現があるとは、少し意外ですね。この他に"I'm afraid ・・・"を使う方法もあります。"afraid"は「恐れる・こわい」という意味の形容詞ですから、これは日本語にもある「恐れ入りますが・・・/恐縮ですが・・・」に相当します。

I'm afraid (that) I can't come. (恐れ入りますが〔申し訳ありませんが〕行けません。)

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