私事ですが、この夏休みに前からずっと行ってみたかった和歌山・熊野古道へ行ってきました。何より驚いた事は、外国人ハイカーが多かった事。2泊3日の旅程の中で私が会話を交わしただけでも、アメリカ人・イギリス人・スペイン人・ノルウェー人・スイス人etc。彼等の多くは、京都・奈良に行った後で熊野にやってきたとの事で、初日に一緒に歩いたイギリス人カップルなどは、昨年に続いて2度目の古道歩きだと言っていました。どうやら彼等の持っているガイドブックには、「日本でぜひ訪れるべきイチオシスポット」として取り上げられているようです。
ただひとつ気になった事があります。2日目に意気投合して昼食を一緒に食べたアメリカ人の青年が、「熊野は外国人に人気なのに、英語の通じる現地人が少ない」と嘆いていた事です。前回「河口湖駅」の話を書きましたが、同じ世界遺産でも熊野の方は出遅れているようです。【富士山の世界遺産登録は今年。熊野古道は10年前。】
かたや日本人旅行者の方は、3日目の那智の滝あたりで大勢のシニアの団体旅行者を見かけただけで、他の場所では思ったほどいませんでした。この1・2年で外国人訪問者が10倍に増えたという熊野古道。どうやら日本より外国で、より人気のようです。(ちなみに、中国人旅行者はほとんど見られませんでした。)
長年の夢がかない、英会話も楽しめた充実の旅でした。