今回は、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様からよく質問を受ける、「anotherとother」の違い・使い方についてお話ししようと思います。厳密で詳しい説明をすると拒否反応を示してしまわれるため、私は最低限必要だと思う事だけを説明しているのですが、ここでもそうさせて頂こうと思います。

 "another""other"も、「他の」という意味なのですが、まず押さえておきたいのは、"another"は"an+other"だということです。つまり"another"の後ろには単数の名詞が来るのに対して、"other"の後ろには通常複数の名詞が来るのです。

Please show me another color. (どうぞ他の色を〔ひとつ〕見せて下さい。)

Please show me other colors. (どうぞ他の色を〔色々〕見せて下さい。)

I had a drinking-party with my 3 friends. Another friend joined us later.

   (3人の友達と飲み会をしました。後からもう1人の友達が加わりました。)

I had a drinking-party with my 3 friends. 2other friends joined us later.

   (3人の友達と飲み会をしました。後からもう2人の友達が加わりました。)

 このように、"another"は「他の」というよりも「もうひとつの(別の)」と覚えた方がいいかもしれませんね。

     ◇◇◇◇◇    ◇◇◇◇◇    ◇◇◇◇◇

 そしてもう一点わかっておきたいのが"the other ~/the other ~s"という使い方です。"other""the"が付くと「他の残りの(全部の)~」という意味になるのです。

I have 2 best-friends. One (friend) lives in Kichijoji and the other (friend) lives in Nakano. (私には2人の親友がいます。1人は吉祥寺に住んでいて、もう1人は中野に住んでいます。)

I have 3 best-friends. One (friend) lives in Kichijoji and the others (またはthe other (2) friends) live in Nakano. (私には2人の親友がいます。1人は吉祥寺に住んでいて、もう2人は中野に住んでいます。)

 この場合には、上で紹介したのと違って"other"の後ろに単数の名詞が来る事もありうるわけです。


A: Excuse me. Can I have another glass of beer, please?

     (スミマセン。もう一杯ビールをもらえますか?)

B: Certainly. The same one is all right?

      We have 2 other choices. Kirin and Yebisu.

     (かしこまりました。同じ物でよろしいですか?

       他にも2つ選べますが。キリンとエビスです。)

A: OK. Well, I'll try Yebisu next.

     (オーケー。じゃあエビスを試してみよう。) 


"I'd like to try another brand of beer."と言えば、「私は他の銘柄のビールを試してみたい。」となるわけです。"I'd like to ~"は「~したい」という意味で、"I want to ~"のちょっとヨソイキ版くらいに思っておいて下さい。

 吉祥寺はお花見真っ盛り!シニアのグループや春休みの家族連れに交じって、新入社員達の姿も見かけます。「吉祥寺MCS英会話スクール」でも「イチから始めるシニアのやさしい英会話」クラスが先週スタートしました。まだまだ新しいシニアのお仲間を募集しています。ぜひ見に来て下さい。ご見学はすべて無料です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA