今回は、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様からよく質問を受ける、「anotherとother」の違い・使い方についてお話ししようと思います。厳密で詳しい説明をすると拒否反応を示してしまわれるため、私は最低限必要だと思う事だけを説明しているのですが、ここでもそうさせて頂こうと思います。
"another"も"other"も、「他の」という意味なのですが、まず押さえておきたいのは、"another"は"an+other"だということです。つまり"another"の後ろには単数の名詞が来るのに対して、"other"の後ろには通常複数の名詞が来るのです。
①Please show me another color. (どうぞ他の色を〔ひとつ〕見せて下さい。)
②Please show me other colors. (どうぞ他の色を〔色々〕見せて下さい。)
③I had a drinking-party with my 3 friends. Another friend joined us later.
(3人の友達と飲み会をしました。後からもう1人の友達が加わりました。)
④I had a drinking-party with my 3 friends. 2other friends joined us later.
(3人の友達と飲み会をしました。後からもう2人の友達が加わりました。)
このように、"another"は「他の」というよりも「もうひとつの(別の)」と覚えた方がいいかもしれませんね。
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そしてもう一点わかっておきたいのが"the other ~/the other ~s"という使い方です。"other"に"the"が付くと「他の残りの(全部の)~」という意味になるのです。
⑤I have 2 best-friends. One (friend) lives in Kichijoji and the other (friend) lives in Nakano. (私には2人の親友がいます。1人は吉祥寺に住んでいて、もう1人は中野に住んでいます。)
⑥I have 3 best-friends. One (friend) lives in Kichijoji and the others (またはthe other (2) friends) live in Nakano. (私には2人の親友がいます。1人は吉祥寺に住んでいて、もう2人は中野に住んでいます。)
この場合には、上で紹介したのと違って"other"の後ろに単数の名詞が来る事もありうるわけです。
A: Excuse me. Can I have another glass of beer, please?
(スミマセン。もう一杯ビールをもらえますか?)
B: Certainly. The same one is all right?
We have 2 other choices. Kirin and Yebisu.
(かしこまりました。同じ物でよろしいですか?
他にも2つ選べますが。キリンとエビスです。)
A: OK. Well, I'll try Yebisu next.
(オーケー。じゃあエビスを試してみよう。)
"I'd like to try another brand of beer."と言えば、「私は他の銘柄のビールを試してみたい。」となるわけです。"I'd like to ~"は「~したい」という意味で、"I want to ~"のちょっとヨソイキ版くらいに思っておいて下さい。
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