私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様がよくやる間違いの中でも、おそらく筆頭クラスが"interested"と"interesting"の取り違えでしょう。(きっとこれは、シニアに限ったことではないとおもいますが。)
そもそもどちらの語も、"interest"から派生していて(名詞なら「興味・関心」/動詞なら「興味を引く」)、その動詞の方に"ed"を付けて《受け身》にしたものが"interested"で、意味は「興味を引かされた(状態の)」です。対して、"ing"を付けて《形容詞》にしたものが"interesting"で、意味は「(人の)興味を引くような・面白い」です。ですから、「私は興味がある。」と言うつもりで"I am interesting."と言うと、「私は(人の興味を引くような)面白い人間です。」になってしまうのです。正しくは"I am interested (in classical music)."「私は(クラシック音楽に)興味がある。」とように言います。
この"+ed"と"+ing"の例は、他の色々な語にも当てはめて考える事ができます。以下に例を示してみたいと思います。
①I am interested in history. (私は歴史に興味がある。)
History is interesting (for me). (歴史は(私にとって)面白い。)
②I was shocked at the news. (私はそのニュースにショックを受けた。)
The news was shocking (for me). (そのニュースは(私にとって)ショックだった。)
③We are surprised at his change. (私達は彼の変化に驚かされている/驚いている。)
His change is surprising (for us). (彼の変化は(私達にとって)驚きだ。)
④They were disappointed about the result. (彼等はその結果に失望させられた/失望した。)
The result was disappointing (for them). (その結果は(彼らにとって)失望的だった。)
⑤I am bored with housework. (私は家事にうんざりしている。)
Housework is boring (for me). (家事は(私にとって)うんざりするものだ。)
※なお、①~⑤の例の上の文の中で"in"や"at"や"about"を使っていますね。「なぜここは"in"なのか?/"at"なのか?」というようなことはあまり気にしないで下さい。たいした問題ではありません。
A: Are you interested in Japanese martial arts?
(あなたは日本の武道に興味がありますか?)
B: Yes. I'm interested especially in sumo-wrestling.
Actually, I went to see it in Ryogoku last month.
(はい。私は特に相撲に大変興味があります。
実は先月、両国にそれを見に行ったんですよ。)
A: Oh, really? How was it?
(へぇ、本当ですか?どうでしたか?)
B: I was very excited by the real fights.
(私は本物の闘いにすごく興奮しましたよ。)
最後の文は、上の例文にならって"The real fights were very exciting (for me)."と言ってもいいと思います。
なお、「あなたは興味がありますか?」と疑問文で聞く時は、"Do you ~"ではなく"Are you ~"で始めて下さい。
さあ、いよいよ3月です。吉祥寺MCS英会話スクールでは、4月からの《シニア初心者クラス》を開校予定です。少し勇気を出して、ぜひ無料見学・体験レッスンにおいでになってみて下さい。お帰りには、当スクールから徒歩5分の吉祥寺・井の頭公園のお花見も魅力ですよ!