明けましておめでとうございます。
今年は酉年。毎年1月の恒例で、今回は「酉(にわとり)」にちなんだ英語の表現をご紹介します。
まず基本的な確認です。"cock"というのは「雄鳥」を指し、「雌鳥」の方は"hen"、「ひよこ」は"chicken"といいます。つまり「ひよこ」は「鶏肉」と同じになるわけです。(なお、"chicken"は他の種類の鳥であっても「ひな鳥」一般を指して使われます。)
①Don't go off half-cocked!
(早まった事をするな!)
②They cocked up our plan.
(彼等は私達の計画を台無しにした。)
③He is a hen-pecked husband.
(彼は恐妻家だ。/女房の尻に敷かれている。)
①の"go off half-cocked"は熟語で、「やり急いで失敗する」という意味です。②の"cock up"は動詞に使えば「ダメにする」、名詞で"a cock-up"とすれば「失敗・へま」という意味。
③の "hen-pecked"は有名な言い方で、「雌鳥につつかれた(pecked)」夫と解釈すれば納得ですね。
なお、最近はやりの「女子会("girls' party")」を"hen-party"と言いかえることもできるそうです。
ついでに、"bird"を使った例もひとつ紹介しましょう。
④She eats like a bird.
(彼女は小食だ。/食が細い。)
この表現は、2014年1月のこのコーナーで紹介した"He eats like a horse."(彼は大食いだ。)と対比的で面白いですね。
最後に、「一石二鳥」を英語で言うとどうなるかご存知ですか?なんと、そのまんま「ひとつの石で二匹の鳥を殺す」なのです。
⑤He is trying to kill two birds with one stone. (彼は一石二鳥を狙っている。)
※「ひとつの石を使って」のところに"with"が使われていることに着目しておいて下さいね。
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