私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のとあるシニアクラスで、先日「"can"の使い方」についてレッスンをしました。
"can"は「~することができる」という意味の〔助動詞〕ですね。三人称単数の"s"などを気にしなくても使える便利な言葉です。
しかし、結構多くの日本人が誤解していることがありますので、その話をしました。
下の3つは、つい外国人に対して言ってしまいそうな文なのですが、どれも正しくありません。
① Can you speak Japanese? (日本語が話せますか?)
② Can you use chopsticks? (お箸が使えますか?)
③ Can you eat raw fish? (生の魚〈刺身〉が食べられますか?)
どれも"Can you"でなく"Do you"で言うのが正しいのです。
"Can you ~ ?"と言うと「あなたは~する能力がありますか?」というニュアンスがあって、失礼に当たる場合があります。
ですから頭の中では「話せますか?」と思っても、聞く時には「話しますか?」の"Do you ~ ?"がふさわしいのです。
また逆に、外国人に向かって"I can't speak English."と言う人が多くいますが、これもまたしかり。
自虐的にならずに"I don't speak English."と言えばいいわけですね。
ただ、"well(上手に)"などを付ければ"can"を使ってもおかしくありませんのでご参考までに。
④ Can you use chopsticks well? (あなたは上手にお箸が使えますか?)
⑤ I can't speak English well." (私は上手に英語が話せません。)