今日は8月15日。日本ではお盆休みのまっただ中。主だった観光地には外国からの旅行者も多く見られます。

私もこの夏は出雲大社に行ってきましたが、東南アジアやアメリカ(?)系の参拝者を大勢見かけました。

 ここでは、コロナ禍で耳にする機会が減った「インバウンド("inbound")」という言葉について、今一度解説してみようと思います。

"inbound"は「中(内)にむかう~・入ってくる~・到着する~」という意味を持つ〔形容詞〕です。

 そもそもこの語がよく聞かれるようになったのは、「外国から日本へやってくる旅行者("inbound tourists")」とか「その人達を見込んだ観光業("inbound tourism")」がキッカケでした。しかし観光関係に限定される言葉ではありません。

① Catch an inbound-bus and get off at the last stop. (市内・都心行きのバスに乗って、終点で降りて下さい。)

② The inbound-lanes will be very crowded this week. (今週は上り車線は大混雑するでしょう。)

 このように「上りの」という意味でも使われます。そしてもちろん反対語は"outbound"「外にむかう~・出て行く~・出発する~」です。

 最後に参考までに"bound"という語についても紹介させて頂きます。

〔動詞〕で「バウンドする・弾む」というのもありますが、今日の話で言うと「~行きの」という〔形容詞〕です。

③ Where is the bus-stop bound for Asakusa? (浅草行きのバス停はどこですか?)

 のように"for"とセットで使います。

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