かなり秋らしくなってきました。私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様たちも、「よく眠れるようになりました」と口々におっしゃっておられます。

 さて今回は、そのシニアの生徒様たちが迷ったり勘違いすることの多い"quite"について取り上げてみたいと思います。

 "quite"を辞書で引いてみると「まったく」とか「とても」という和訳が出てきます。そこで有名な"very"と同じ意味にとらえてしまっているのが、ほとんどの日本人の実情ではないでしょうか。ところが実際は〔"very"に比べてかなり程度が下の、「かなり・結構・・・」という意味合い〕なのです。

  以下の例文で見ていきましょう。

① She  is  quite  kind./very  kind. (彼女は結構親切です。/とても親切です。)

② He  is  quite  a  nice  man.【= a  quite  nice  man】(彼はなかなかいい人だ。) 

 このように"quite""a"の前に入れることもあります。"very"はできません。

  なお、私たちが普段使う「いい人」は"a  good  man"ではなく、"a  nice  man"です。"a  good  man"だと「質が良い人」とか「家柄の良い人」になってしまいます。

③ I  spent  quite  a  lot  of  money  on  the  trip. (私はその旅行にかなりのお金を使った。)

④ That's  quite  impossible./quite  right. (それは全く不可能だ/正しい。)

 この例の「不可能な」や「正しい」という形容詞は、程度や段階がない"all  or  nothing"の意味を持つ形容詞です。このような場合には、"very"は使われません。なぜなら、日本語でも「非常に不可能」とは言わないからです。

★ちなみに、"pretty"という語も形容詞で「きれいな・可愛い」という他に、副詞として「かなり」の意味で使われます。参考までに以下に程度の強い順に並べてみました。

⑤ It's  very  cold  today. (今日はとても寒い。)

     It's  quite  cold  today. (今日は結構寒い。)

     It's  pretty  cold  today. (今日はそこそこ寒い。)

     It's  a  little  cold  today. (今日は少し寒い。)  

◎以上の説明ですが、これらの語は使う個人によってかなり差がありますし、またアメリカ英語とイギリス英語で程度が違ったりという事情があるのも事実です。

 ただ私たちは細かいことは気にしないで、「"very">"quite"」という点だけでも知っていればいいように考えます。



A: Don't  you  think  Dick  is  a  difficult  person?

     (ディックって難しい人だと思わない?)

B: I  don't  think  so.  He  is  quite  a  nice  person.

     (私はそうは思わないわ。彼結構いい人よ。)

A: But  I  admit  he  is  very  capable.

     (でも、とても能力があることは認めるけど。)

B:Yes.   He  helps  me  quite  a  lot.

     (ええ。彼はかなり私を助けてくれるのよ。)

A: Oh  no!  It's  quite  impossible  for  me  to  work  with  him.

     (エェー!私には彼と仕事をするなんて全く無理だわ。)



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