ネイティブの外国人はよく使っていても、私たち日本人には今ひとつ使いこなせていない"I'm sure ~"と"I'm afraid ~"について考えてみたいと思います。
この2つの表現は、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様だけでなく、私自身もかつて頭を悩ませた言い方です。まず単語の解説から始めましょう。
まず、"sure"も"afraid"も〔動詞〕ではなく〔形容詞〕ですので、"am"というBe動詞【状態を表す「です・である」という意味を持っています】と一緒に使わなくてはならないという点を押さえておいて下さい。意味は、"I'm sure ~"の方は「私は~を確信している(状態です)」、"I'm afraid ~"の方は「私は~を恐れている(恐れている状態です)」となります。
①I'm sure of his success. (私は彼の成功を確信している。)
②I'm afraid of earthquakes. (私は地震を恐れている/地震がこわい。)
と、このように後ろに〔名詞〕が来るときには"of"を使います。
しかし私たちが苦手としているのは、後ろに〔文〕が来るときです。
③I'm sure (that) he can succeed.
(私は彼が成功できることを確信している。→彼はきっと成功できると思う。)
④I'm afraid (that) he cannot succeed.
(私は彼が成功できないことを恐れている。→成功できないのではないかと心配だ。)
この2例では、「きっと(絶対)~だと思う」とか「~ということを心配している/残念ながら~だと思う」のように、和訳するときに工夫やセンスが必要です。次の文でも確認してみましょう。
⑤I'm sure (that) this PC is broken. (このパソコンは絶対に壊れてるよ。)
⑥I'm afraid (that) this PC is broken. (このパソコンは壊れてるんじゃないかなぁ。)
◆また、相手に言いにくいことを伝えなくてはならない時にも"I'm afraid ~"がよく使われます。
⑦I'm afraid we can't give you a refund. (恐れ入りますが払い戻しはできかねます。)
そういえば日本語でも言いにくいことを伝える時に、「恐縮ですが」とか「恐れ入りますが」と言いますね。ですから「恐れる」という"afraid"をこのように使う事は自然なことなのです。
◎私からのオススメは"This PC is broken, I'm sure . "とか"We can't give you a refund, I'm afraid."のように後から付け足す方法です。その方が日本人には使いやすいと思います。
A: Excuse me. I want to cancel this ticket.
(すみません。このチケットをキャンセルしたいのですが。)
B: I see. But I'm afraid you need cancellation-fee.
(わかりました。でも恐れ入りますがキャンセル料が必要です。)
A: Why? I'm sure I can cancel it free until tomorrow.
(なんで?明日までは無料でキャンセルできるはずですが。)
B: Because you bought it with a premium-coupon.
(なぜなら、お客様はプレミアムクーポンで購入されたからです。)
A: Are you sure?
(マジですか?)
B: Yes, I'm afraid.
(はい。恐縮ですが。)
" Are you sure?"を今風に「マジ?」と訳すこともできるのも、もうおわかりですね。割引クーポン等の特典で買い物をした場合には、キャンセルの規約(cancel-code)が適用されないこともありますからご注意下さいね。
私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」から徒歩5分の井の頭公園の桜も満開です。この半月ほどで、公園でも町でもシニアの姿を多く見かけるようになってきました。この機会に「吉祥寺MCS英会話スクール」にもお立ち寄り下さい。ご見学・ご体験はいつでも無料です。