新年明けましておめでとうございます。

 いつになく寒い年末年始となりましたが、皆さまはどのようにお過ごしでしょうか?私は年末の休みを使って古都・奈良を一人旅してきました。ちょうど関西地方を襲った大雪の日にぶつかってしまい、新幹線が70分も遅れてしまうというアクシデントに見舞われましたが、奈良は雪は全くありませんでした。寒風吹きすさぶ中を3日間で40Km歩きましたが、心はすっかり山岳修行僧さながら。おかげで雑事を忘れ良いリフレッシュになりました。

 さて今年は「寅(虎)年」です。この《シニアお役立ち英会話》の恒例に従って、「虎」にちなんだ英語をテーマに書かせて頂きます。

◆まず面白い例から。「張り子の虎」といえば「見かけ倒し・こけおどし」のことですが、英語でも"paper-tiger"と言います。「張り子」は中身が空洞になった紙粘土製の置物ですが、西洋にも同じような物があったのでしょうか?

     ① He  is  a  paper-tiger. (彼は張り子の虎だ。)

◆次に「虎の巻」の話。これは「秘伝・奥義の書」とか教科書を解説した「ガイド本・あんちょこ」を指す言葉ですが、英語では"crib"とか"trot"と言います。どちらも元々は語学学習用のガイド本を指していたようです。ただ、もっとわかりやすい言い方として"bible"(本来は「聖書」)を使えばいいと思います。

     ② This  is  the  bible  of  golf. (これはゴルフの虎の巻です。)

◆「虎の威を借る狐」は、「ライオンの皮をかぶったロバ」と表現します。西洋では「ロバ」は「バカでのろまで頑固」の代名詞のような扱いを受けているかわいそうな動物です。(そういえばドン・キホーテもロバに乗っていましたね。)

     ③ Our  manager  is  an  ass  in  a  lion's  skin. (ウチの課長は虎の威を借る狐だ。)

◆「虎穴に入らずんば虎児を得ず」ということわざは、シニアにはおなじみでも、今時の若い人達は知らないかもしれません。「あえて危険なことをやらなければ大きな成功は得られない」という意味ですね。こんな表現をします。

     ④ No  pain,  no  gain. / No  venture,  no  gain. (苦痛/冒険なくして得るものなし)

 私はこの "No  pain,  no  gain."という表現が気に入りました。今年はこれをモットーにしたいと思っています。

 「寅年」は〔成長や始まりの年〕と言われます。まだしばらくは続きそうなコロナ禍の中で、過度な恐れにとりつかれずに前向きに生きていきたいものです。

 コロナ禍の中、海外旅行はできなくても老化防止に英会話をやってみようというシニアの方がジワリ増えつつあります。「吉祥寺MCS英会話スクール」では、同年代と人達と気兼ねなく、しかも笑いに満ちたクラスで習うことができます。

 ぜひ年明けのこの機会に、《無料見学・体験》をお越し下さい。

         NO  VENTURE,  NO  GAIN!