2019年(令和元年)もいよいよ押し詰まってきました。

 今年最も印象に残った言葉は、4月1日に発表された新元号「令和」であることは誰も異論がないでしょう。「令」という字が「命令・法令」という意味を持っていることから、「令和」を"order and harmony"と英訳した海外メディアもありましたが、やはりこれは「令」の持つもう一つの意味「立派な・麗しい・美しい」に注目して"beautiful harmony"とすべきでしょう。

 さて、私個人的には(英語をからめて)「避難(evacuation)」と「あおり運転(tailgate)」の2語が印象に残りました。"evacuation"は、「避難させる・立ち退かせる」という意味の〈動詞〉"evacuate"の名詞形で、例えば次のように使います。

◆The government evacuated the people in the area.

     (政府は、その地域の人たちを避難させた。)

 そういえば、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様の約3割くらい(?)の方が経験した「疎開」も"evacuation"と言います。ちなみに「被災者」は"victim(s)"です。

 そしてもうひとつが、「あおり運転(tailgate)」。"tailgate"という語は「前の車にピッタリつけて運転する」という意味の〈動詞〉です。〈名詞〉にするには"~ing"をつけて"tailgating"にすればいいわけです。

◆The car behind is tailgating. (後ろの車はあおり運転をしている。)

 もっとも、「後ろにピッタリつけて運転する」というだけで、「運転手に罵声を浴びせたり暴力を振るったりする」意味までは含んでいませんが。

 "evacuation"にしても"tailgating"にしても、こんなに印象に残ってほしくない悪い話でしたが、来年は"beautiful harmony"のような良い言葉が多く印象に残る年であってほしいと思います。

 話はそれますが、今年の最後に、「吉祥寺MCS英会話スクール」にとって一番嬉しかったことを書かせて下さい。それは5月に92歳の「スーパーシニア」のKさんがご入会下さったことです!!!娘さん(こちらもシニアの方)の同伴で初めて体験レッスンに来られたKさんは、とても前向きで笑顔の絶えないすてきなおばあちゃまです。私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」の宝物です!

 それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。Have a Merry Christmas and a Happy New Year!