新年あけましておめでとうございます。
今年は戌年です。今回は「犬」にちなんだ英語の表現をご紹介しましょう。犬は昔から人間にとって最も身近でなじみの深い動物で、"man's best friend"と言われます。それだけに"dog"を使った英語の言い回しはたくさんあります。
まず、あの有名なことわざから。
①Even a dog, if it walks, will bump into a pole . (犬でも歩けば棒にぶつかる。)
②The dog that trots about finds a bone. (せかせかと歩き回る犬は骨を見つける。)
これは解説が必要でしょう。「犬も歩けば棒に当たる」は、シニア世代なら誰でもお正月にやったことのある「いろはかるた」の筆頭に出てくることわざですが、その意味は案外知られていません。本来は「出しゃばりすぎると、とばっちりを食う」というようなマイナスの意味で、その後「積極的に行動していると思わぬ幸運に出くわすこともある」というプラスの意味も持つようになりました。①がマイナスの方で、②がプラスの方というわけですね。"trot"という動詞は、乗馬でよく使われる「早足で歩く」という意味です。
③It is not wise to interfere in a couple's fight. (夫婦げんかに干渉するのは賢いことではない。)
これはおわかりでしょう。「夫婦げんかは犬も食わない」ですね。
「けんか」といえば「犬猿の仲」という言葉もありますが、英語では「犬」と「猫」で表します。
④They lead a cat-and-dog life. (彼等は猫と犬の生活を送っている/犬猿の仲だ。)
それでは、少し難しいですが、下の2つの文はどういう意味か考えてみて下さい。
⑤Every dog has his day.
⑥He treated her like a dog.
答えは、⑤が「誰にでも良い時(時流に乗った良い時代)がある。」、⑥が「彼は彼女を粗末に扱った。」となります。
最後に"dog"を動詞として使う例もご紹介しておきましょう。「(犬のように)つけ回す」という意味があります。
⑦The police dogged the suspect. (警察は容疑者をつけ回した。)
私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様の中で犬をペットにしていらっしゃる方は4分の1くらいでしょうか。その方々の話題の中に「犬を散歩に連れて行く」という英語がよく登場しますが、お勧めの言い方は
"I walk my dog."です。"walk"には「歩く」だけでなく「歩かせる・散歩させる」の意味があります。
一説では「戌年」は「努力が報われる年」「次のステップの為の準備の年」なのだとか。さあ、今年は英会話にチャレンジしてみませんか!「吉祥寺MCS英会話スクール」なら、シニア専門で初歩の初歩からゆっくり・ていねいに始めることができます。まずはチョット勇気を出してお問い合わせ下さい。無料見学いつでも大歓迎です。