前回に続けて、動詞"leave"の話をさせて頂きます。ここで前回のイラストをもう一度思い出して下さい。
イラストの「A」を「手荷物」や「貴重品」だとイメージしてみて下さい。すると"leave"は「置いていく⇒預ける」という意味に解釈できます。
⑤Can I leave my baggage here?
(私はここに手荷物を預ける事ができますか?)
⑥I left my valuables at the (hotel-)reception.
(私はフロントに貴重品を預けた。)
※「ホテルなどのフロント」の事は単に"front"と言わないで、"front-desk"もしくは"reception"(受付)と言うようにして下さい。
さらに、「A」を「傘」だとイメージすると「置いてくる⇒忘れる」という発想もできますね。
⑦I left my umbrella on the train.
(私は電車に傘を忘れた。)
※但し、この言い方だと「意図的に置いてきた」とも誤解されかねませんので、最近は"leave"でなく"forget"を使う方が多いようです。
◎"I forgot my umbrella on the train."
また、「A」を「人間」や「物事」とみなしてこんな言い方もよくします。
⑧Leave me alone.
(私を一人にしておいて下さい。/ほっといてよ。)
⑨We should leave the things alone.
(私達はそれを放っておいた方がよい。/成り行きに任せた方がよい。)
※この意味で使うときには"alone"という語を一緒に使う事が多いです。
いかがでしょうか。少しずつ"leave"のイメージがつかめてきたのではないでしょうか。あと少しお話ししたい事が残っていますので、もう一回だけ次回に持ち越させて下さい。
A: Why don't we leave our baggage somewhere before sightseeing?
(観光する前に、どこかに手荷物を預けようよ。)
B: That's a good idea. Is there a baggage-office?
(それがいいね。手荷物預かり所はあるかなぁ?)
A: I don't know. But I think we can find lockers easily.
(わからないけど、コインロッカーが簡単に見つかると思うよ。)
B: OK. Let's ask somebody.
(オーケー。誰かに聞いてみよう。)
「コインロッカー」は単に"locker"と言えばOKです。"Why don't we~?"という表現は、直訳すると「私達はなぜ~しないのか?」という意味ですが、実際には「私達は~すればいいじゃないか?/~しましょうよ」という意味として使われる有名な表現です。("Let's ~ ."だと少々強引に聞こえる事があります。)
★重い荷物を持っての観光は誰でも嫌なものです。ところが日本以外の外国にはコインロッカーがほとんどありません。その理由は第一に治安の問題です。第二にロッカーの性能が外国では保証されていないという技術的な問題でしょう。考えてみると、コインロッカーだって立派な「クールジャパン」のひとつなのです。
私が吉祥寺に「MCS英会話スクール」を開校して真っ先にシニアの生徒様方から学んだ事のひとつが、「シニアの方はかさばる荷物・重い荷物が大嫌い」という事でした。以来当「吉祥寺MCS英会話スクール」ではテキストは小ぶりのB5サイズに統一しています。
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