吉祥寺MCS英会話スクールでは、レッスンの始めに簡単なフリートークの時間を作っています。その中で生徒様がよく間違える「借りる」と「貸す」について今日はお話しします。

 「借りる」は"borrow"、「貸す」は"lend"ですが、これはシニアの方でなくても時折勘違いしてしまう事なのです。その理由の一つに、"rent"という発音のよく似た動詞があって、これが話をややこしくしているという事情があります。この"rent"は、私達の身近でしょっちゅう耳にする有名な単語なだけにやっかいです。これを機会にしっかり覚えましょう。

まず"borrow"。意味は「(物)を借りる」「(人)から(物)を借りる」で、「お金を借りる」時も使います。ただし、使用料や利息は要りません

I borrowed a book from my friend./from the library. (私は友達から/図書館から本を借りた。)

May I borrow your pen?  (あなたのペンをお借りしてもよろしいですか?)

☆注意! 「(人)(物)を借りる」は日本語の乱れですから、"from"を使います。

次に"lend"。意味は「「(人)に(物)を貸す」で、「お金を貸す」時も使えます。ただし、使用料や利息は取りません

I often lend him my bicycle.  (私はよく彼に自転車を貸す。)

Please lend me (some) money.  (どうか私にお金を貸して下さい。)

☆注意!  "lend"の過去形は、またまたやっかいなことに"lent"なのです。日本人が普通に「レント」と言うと"lent"に聞こえます。Wの口をして「ウ~レント」と発音すれば"rent"に聞こえます。

そして"rent"。意味は「(物)を有料で貸借する」で、「借りる」と「貸す」の両方の意味があります。借家・アパート・車・衣装などをレンタルする場合がこれになります

I rent the room from him.  (私は彼から部屋を〔家賃を払って〕借りている。)

I rent the room to him .  (私は彼に部屋を〔家賃を取って〕貸している。)

 ☆注意! "rent"には、名詞で「家賃・使用料」の意味もあります。過去形は"rented"です。


A: Thank you for inviting me today.  I had a great time!

     (今日はお招きありがとう。とっても楽しかったわ!)

B: You are welcome.  Please come again.

     (どういたしまして。どうぞ、またいらして。)

A: May I borrow your bathroom before I say good-bye?

     (おいとまする前にトイレをお借りしてもいい?)

B: Sure.  But please don't take it away.

     (どうぞ。でもどうか持って行かないでね。)


 意味がわかりましたか?実は"borrow"は、ペンや本などのように移動可能な物に使うのです。トイレはペンのように持って行くことができませんので、"use"を使って下さい。

 中央線/井の頭線・吉祥寺駅から徒歩3分の「吉祥寺MCS英会話スクール」では、この秋から「シニアのための初心者ゆっくりコース」をオープン予定です。"I have a pen."からやり直したいシニアの方、過去形とかは一応覚えているのでちょっと実践的な会話から習いたいシニアの方、ぜひ一度ご見学にお越し下さい。気さくに応対致します。(吉祥寺アトレの中を通ってくれば、雨の日でもほとんど濡れません。)

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