最近急によく聞かれるようになった言葉に「インバウンド」があります。先日の「MCS英会話スクール」でのレッスン中にも一人のシニアの生徒様から質問がありました。
英語は"inbound"で、「内側に向いた」という意味です。反対語は"outbound"(外側に向いた)です。もともとはビジネス用語として、「外からの情報を受け取る(インバウンド)」、「外に向けて情報を発信する(アウトバウンド)」のように使われていたようなのですが、最近ではもっぱら「外国から日本にやってくる旅行者」を指す言葉として「インバウンド」が定着しています。
面白いことに"inbound"には「市内・中心部に向かう」という意味もあります。ということは、電車の「上り線」は"inbound-line"と言うことができるわけです。ところが先日私が山手線に乗っていた時、「内回り/外回り」の事をこの"inbound"/"outbound"で書いてある表記に出くわしました[どっちがどっちだったか覚えていませんが・・・]。チョットまてよ???山手線の場合、上りと下りってどうやって決めるのでしょうか?
普通の英語では「外回り」は時計回りなので"clock-wise"、「内回り」は反時計回りなので"counter clock-wise"というのですが、いまにこれも新しい英語として定着するのでしょうか?
「インバウンド」が増えれば、国内で英会話をする機会ももちろん増えます。日中の時間にゆとりのあるシニアの皆さんにとっては、またとないチャンス。私もお花見シーズンに休日に吉祥寺・井の頭公園に出かけていって、「インバウンド」相手に英語を喋って来ようと思っています。