今回は、日本人がよく間違える"almost"について取り上げてみようと思います。次の文の誤りがおわかりですか?
"These days, almost senior-citizens have mobile-phones."
(最近では、ほとんどのシニアが携帯電話を持っています。)
実はこの言い方では「(実際にはシニアではないのに)ほぼシニアに等しい年齢層の人達が携帯電話を持っています。」というおかしな意味になってしまうのです。つまり"almost"が誤りなのです。
正しくは①"almost all senior-citizens"(ほとんどすべてのシニア)、
または②"most of senior-citizens "(シニアの大半)、
もしくは③"most senior-citizens"(大抵のシニア)
と言います。
"almost"は「ほとんどすべての」とか「ほとんど毎日」のように「形容詞や動詞を修飾する〔副詞〕」として使う場合は良いのですが、「次に来る名詞を修飾する〔形容詞〕」としては使いません。
それこそ「ほとんど」の日本人が間違えてしまう有名なポイントなので、当「吉祥寺MCS英会話スクール」では、「ほとんど」ではなく「ほぼ~」と覚えるようにアドバイスしています。
【ちなみに、"senior-citizens"というのは「シニア層」を指して言う丁寧な言葉です。】
A: I had a bad cold last weekend."
(先週末はひどい風邪だったんだよ。)
B: Oh, that's too bad.
(それはお気の毒様。)
A: I stayed in bed almost all day on Saturday.
(土曜日はほぼ一日中寝ていたよ。)
B: Oh, poor. And are you all right today?
(かわいそうに。それで今日は大丈夫なの?)
A: Yes. Almost perfect.
(ウン。ほぼ完璧だよ。)
この"almost"には他にもとても便利な使い方がありますので、それは次回にお話しさせて頂こうと思います。
春がやってきました。まもなく吉祥寺の町もお花見客で賑わいそうです。私も今春は、吉祥寺の桜の名所・井の頭公園に行ってみようと思っています。
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