先日「MCS英会話スクール」のシニアクラスの生徒様から、「砂糖と塩をまちがえるって英語でどう言うのですか?」という質問が出ました。実はこれはなかなか悩ましい問題なのです。今日はその事をお話ししてみましょう。

 まず、使う動詞は"mistake"(まちがえる)です。でもこの後が問題で、「砂糖と塩のどちらをまちがえて使ってしまったのか?」をはっきり言わなくては英語に直せません。

A.砂糖を使うべきなのに塩を使ってしまった場合

I mistook salt for sugar.

B.塩を使うべきなのに砂糖を使ってしまった場合

I mistook sugar for salt.

 となります。このように、"mistake"のすぐ後には「まちがえて使ってしまった方」を置き、"for"の後に「本来使う方」を置きます。

つまり、"mistake A for B"の形で「BのためにAをまちがって使う」が覚え方です。"mistake"は"mis+take"ですから、「~を、まちがって取る・使う・解釈する」の意味だと覚えて下さい。例文をあげてみましょう。

①I mistook you for my friend.(あなたを友達とまちがえました。)

②He often mistakes me for my twin sister.(私を双子の妹と見まちがえる。)

③I mistook her umbrella for mine.(彼女の傘を自分の傘とまちがって使った/持って行った。)

④We mistook the "Hikari" for the "Nozomi".(「のぞみ」だと思って「ひかり」にまちがって乗った。)

このように"mistake"は「見まちがえる」「まちがって使う」「乗りまちがえる」などの意味に広げて使う事ができるのです。

"for B"の部分を言わないで使う場合もよくあります。

⑤I mistook the umbrella.(傘をまちがえた。)

⑥We mistook the train.(電車を乗りまちがえた。)

また、"wrong"(まちがった・誤りの)という形容詞を使って表現するやり方もあります。

⑦We took the wrong train.(まちがった電車に乗ってしまった。)


A:That's strange. Some people are sitting on our seats.

(変だな。誰かが僕達の席に座っているぞ。)

B:Hey! This is the wrong train! We have mistaken the "Nozomi" for the "Hikari".

We mistook the platform.

(おい!これ違う電車だよ!僕達「ひかり」とまちがえて「のぞみ」に乗っちゃったんだ。

 ホームをまちがえたんだよ。)

A:Oh my god! In that case, it skips Shizuoka.

(何て事だ!そうなると、静岡には止まらないね。)

B:Yes. Let's change to the "Hikari" at Shinagawa.

(うん。品川で「ひかり」に乗り換えよう。)


 私も時間がギリギリの時にたまにやる"mistake"です。

 もうひとつ誤解が多い点を補足させて頂きます。それは"miss"という動詞です。意味は「見失う・取り損なう」で、"mistake"(見まちがう・取りまちがう)と微妙に違っていますので注意が必要です。

I missed the train.(電車に乗り損なった。)

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