先日「MCS英会話スクール」のシニアクラスの生徒様から、「砂糖と塩をまちがえるって英語でどう言うのですか?」という質問が出ました。実はこれはなかなか悩ましい問題なのです。今日はその事をお話ししてみましょう。
まず、使う動詞は"mistake"(まちがえる)です。でもこの後が問題で、「砂糖と塩のどちらをまちがえて使ってしまったのか?」をはっきり言わなくては英語に直せません。
A.砂糖を使うべきなのに塩を使ってしまった場合
◆I mistook salt for sugar.
B.塩を使うべきなのに砂糖を使ってしまった場合
◆I mistook sugar for salt.
となります。このように、"mistake"のすぐ後には「まちがえて使ってしまった方」を置き、"for"の後に「本来使う方」を置きます。
つまり、"mistake A for B"の形で「BのためにAをまちがって使う」が覚え方です。"mistake"は"mis+take"ですから、「~を、まちがって取る・使う・解釈する」の意味だと覚えて下さい。例文をあげてみましょう。
①I mistook you for my friend.(あなたを友達とまちがえました。)
②He often mistakes me for my twin sister.(私を双子の妹と見まちがえる。)
③I mistook her umbrella for mine.(彼女の傘を自分の傘とまちがって使った/持って行った。)
④We mistook the "Hikari" for the "Nozomi".(「のぞみ」だと思って「ひかり」にまちがって乗った。)
このように"mistake"は「見まちがえる」「まちがって使う」「乗りまちがえる」などの意味に広げて使う事ができるのです。
◎"for B"の部分を言わないで使う場合もよくあります。
⑤I mistook the umbrella.(傘をまちがえた。)
⑥We mistook the train.(電車を乗りまちがえた。)
また、"wrong"(まちがった・誤りの)という形容詞を使って表現するやり方もあります。
⑦We took the wrong train.(まちがった電車に乗ってしまった。)
A:That's strange. Some people are sitting on our seats.
(変だな。誰かが僕達の席に座っているぞ。)
B:Hey! This is the wrong train! We have mistaken the "Nozomi" for the "Hikari".
We mistook the platform.
(おい!これ違う電車だよ!僕達「ひかり」とまちがえて「のぞみ」に乗っちゃったんだ。
ホームをまちがえたんだよ。)

A:Oh my god! In that case, it skips Shizuoka.
(何て事だ!そうなると、静岡には止まらないね。)
B:Yes. Let's change to the "Hikari" at Shinagawa.
(うん。品川で「ひかり」に乗り換えよう。)
私も時間がギリギリの時にたまにやる"mistake"です。
もうひとつ誤解が多い点を補足させて頂きます。それは"miss"という動詞です。意味は「見失う・取り損なう」で、"mistake"(見まちがう・取りまちがう)と微妙に違っていますので注意が必要です。
◆I missed the train.(電車に乗り損なった。)



