小池百合子・東京都知事の「ヨコ文字語録」の中で、最近最も頻繁に耳にするようになったのが「東京アラート」ですね。もっとも、関東圏以外に住んでいる人にとってはそれほどではないかもしれません。この「アラート」と言う言葉は英語で書くと"alert"ですが、単に流行語に終わらせるのでなく、日常の英会話の中にも取り入れたいと考えて、このブログを書いてみました。
"alert"は、①名詞、②形容詞、③動詞の3用途に使う事ができます。順に説明しましょう。
①名詞としての"alert"・・・・・・「警報・警戒(体制)」
「東京アラート」はまさにこの使い方です。「東京警戒態勢」とでも訳せるでしょう。同じような意味の言葉として、"warning"や"caution"や"alarm"等があり、それらの方が会話の中ではよく使われます。"alert"は、特に(空襲などの)危険度の高い事に対して使われるようです。
◆The police are on the alert against terrorism.
(警察はテロに対して警戒態勢を取っている。)
②形容詞としての"alert"・・・・・・「油断のない・警戒した」
一番使えそうなのが、この形容詞としての用法です。
◆He is an alert driver.
(彼はいつも慎重で、油断なく運転する。)
◆Be alert to the coming typhoon.
(やってくる台風に注意を怠らないように。)
③動詞としての"alert"・・・・・・「警告する・警戒態勢を取らせる」
◆He alerted us not to eat the mushroom.
(彼は私たちに、そのキノコは絶対に食べるなと警告した。)
※そしてもうひとつ。副詞の"alertly"の使い方を補足させてもらいます。
④副詞の"alertly"・・・・・・「油断なく・きびきびと」
これも、知っていればよく使えそうです。
◆She always works alertly. (彼女はいつも、きびきびとよく働く。)
結論としては、②と④の使い方がお勧めです。
シニアの皆さんが少しでも安心に《吉祥寺MCS英会話スクール》に通って頂けますように、「東京アラート」の一日も早い解除をお祈りします。