まだ記憶に新しい、北海道地震による大規模停電。このところテレビ等で「ブラック・アウト"blackout"」という言葉を耳にしますが、これは英語で「停電」を指す言葉です。先日見たテレビのニュースで、「"ブラックアウト"は大規模停電のことを言います。」とアナウンサーがコメントしていましたが、そうとは限らず、規模にかかわらず「停電」を指します。あえて「大規模停電」を英語で表すなら、"(a) large-scale blackout"です。

 「昨夜停電がありました。」と言いたい場合、この「ありました」は"We had""There was"で言うのが良いでしょう。

We had/There was a blackout last night. (昨晩停電があった。)

 但し、「北海道で停電がありました。」と言う場合には、"We had""They had"に変えた方が良いと思います。なぜなら自分の住んでいる地域ではないからです。もっとも相手が外国人である場合には、同じ日本人同士の立場から"We had"を使って構いません。"There was"ならそういう事を気にせずに使う事ができます。

"There is/are~There was/were~は、「物が存在している」場合だけでなく、事故や災害やイベントなどが「ある/あった」場合にも使えますので、覚えておいて下さい。】

They had /There was a large-scale blackout in Hokkaido.

    (北海道で大規模な停電があった。) 

The big earthquake caused a large-scale blackout in Hokkaido.

    (その地震は北海道に大規模停電を引き起こした。)

 参考までに「節電」は"power-saving"と言います。

We have to keep power-saving in our minds. (私達は節電を心がけなくてはならない。)

   このブログを書いている今、超大型の台風24号が日本列島を縦断中です。この影響による"blackout"がどこかで起きないことを切に祈っています。