私たちが非常によく使う表現で、「楽しみにしている」というのがありますね。英語でもとても有名な熟語なのですが、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」の生徒様も今ひとつ使いづらさを感じていらっしゃるようです。
"I'm looking forward to ~."というのですが、"look"は「見る」、"forward"は「前方を」で、直訳すると「~に向いて前方を見ている」という熟語なのです。(サッカーやラグビーでフォワードというのは、前衛のポジションを指すわけです。)どうやらこの言葉は船乗り用語から発祥したらしく、私たちも何かを待ち遠しく思っている時には、「まだかな、まだかな」と前の方を背伸びして見るイメージがわきませんか?
A: I can't wait for next weekend.
(来週の週末が待ち遠しいわ。)
B: What's happening?
(何があるの?)
A: My son and his wife will visit me with their baby.
I'm looking forward to seeing my first grandchild.
(息子夫婦が赤ちゃんを連れて私の所に来るの。
初孫に会えるのが楽しみなのよ。)
B: Oh, you are a grandmother!? Congratulations!
(まあ、アナタはおばあちゃんなの?おめでとう!)
「~するのを楽しみにしている」と言いたい時は、"I'm looking forward to ~ing."のように、"~ing"形にするのが正しいです。
なお、一行目に出てきた"I can't wait for~"(~が待ちきれない/待ち遠しい)を応用しても、「楽しみにしている」とほとんど同じ意味合いになります。この場合には"for"のかわりに"to~"を使って「~するのが待ち遠しい」とします。
A: I can't wait to see my first grandchild.
※ただし、「"for"とか"to"とかをあまり気にしすぎずにしゃべって下さい。」と私は常々生徒様に言っております。
ちなみに"What's happening?"は現在進行形ですが、近い未来のことを言う時にも使います。
吉祥寺「MCS英会話スクール」はシニア専門の英会話スクールです。生徒様の多くがお孫さんをお持ちでいらっしゃいます。中にはひ孫のいらっしゃる方も。10月に始まった「初心者シニアクラス」の皆さんも、口々に「孫は来て良し、帰って良し」と言っておられます。