今回は、先日「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアクラスで話題に上った"even"の話をさせて頂きます。
今回取り上げるのは、いくつかある"even"の意味の中で「~でさえ・~であっても」を表すものです。
使い方は意外と簡単で、修飾したい語の前に置けばOK。
早速例文を見てみましょう。
①Even a child can do it.(子供でもできる。)
このように「子供でも・子供でさえ」と言いたい時には、"a child"の前に入れます。
②He doesn't use an air-conditioner even in summer.(夏でも使わない。)
このような場合には"summer"の前ではなく、"in"の前に入れるのが普通です。
③I don't know even her name.(名前さえ知らない。)
この文では、"I don't even know・・・"のように"know"の前に入れてもOKです。
◆以下、他の例もあげてみます。
④I don't want to pay even 1 cent.(1セントでさえ払いたくない。)
⑤She was too tired and couldn't even walk.(疲れすぎて歩くことさえできなかった。)
⑥I eat dessert even when I am full.(お腹が一杯の時でさえ食べる。)
⑦Even if it rains, we will not change our plan.(もし雨が降ったとしても変更しない。)
※この"even if"の使い方は有名で、「たとえ~しても」と言う場合の熟語として成立しています。
A:Nowadays, even little children know Santa Claus is a fantasy.
(今時では、小さな子供でさえサンタクロースは空想の物だって知ってるのよね。)

B:Yes. It's not romantic.
I believed in Santa Claus even when I was 10 years old.
(ええ。それは夢がないわね。私は10歳の頃でさえサンタクロースを信じていたわ。)
A:Really? No kidding! You are too romantic.
(本当?うそでしょ!あなたはロマンチック過ぎるわよ。)
B:Yes, I know. That's why I can't get married.
(ええ、わかってるわ。だから結婚できないのね。)
"a fantasy"は「空想(の産物)」と言う意味です。
また「サンタクロースを信じる」と言う場合には、"believe in"のように"in"を付けなくてはいけません。もし"believe Santa Claus"と言うと「サンタクロースの言う事を信じる」の意味になってしまうからです。「存在を信じる」場合は"in"が必要なのです。
「結婚する」は"get married"が一般的な言い方で、「○○(人)と結婚する」のように相手を言いたい時は"marry ○○"を使います。
もうすぐやってくるクリスマス。この時期シニアの皆さんは、お孫さんへのプレゼントのことで忙しそうです。
頼まれたゲームを探し回るシニアの生徒様もいらっしゃいますが、最近では「現金が一番喜ばれるのよ。」とおっしゃる方が主流の様子。
"It's not romantic."ですね。



