今回は、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様に限らず、英語を習う日本人なら誰でも混乱してしまう《goとcomeの使い分け》について考えてみたいと思います。
英会話を習ったことのある方なら、「あれ?どうしてこの《行く》は"go"じゃなくて"come"を使うんだろう?」と思った経験があるはずです。難しいのは、「日本語だと"go"のはずなんだけど、英語だと"come"を使う」場合です。
ポイントは2つです。
①会話の相手のいる場所に「行く」時は"go"ではなく"come"を使う。
例えば「あなたの家に行ってもいい?」は
◆Can/May I come to your house?です。
また、「来週(あなたの住んでいる)東京に行きます。」なら
◆I'm coming/I will come to Tokyo next week.となります。
②会話の相手が想定している場所に「行く」時にも"go"ではなく"come"を使う。
例えば「ごめん。私パーティーには行けないわ。」は
◆Sorry but I can't come to the party.です。
また、ある場所に行こうとしている相手に向かって「私も一緒に行っていい?」と聞く場合には
◆Can/May I come with you? となります。
※但し上のいずれの場合でも、間違えて"come"ではなく"go"を使ってしまったとしても、相手のネイティブの人はわかってくれます。(ちょっと変な顔をしたり訂正されたりするかもしれませんが。)
余談ですが、私の九州の友達は私に「来週末、東京に来るけど会えるか?」と言います。どうやら九州の方言では、相手の所へ「行く」時に「来る」をつかうようです。九州出身の方なら、上で説明した《goとcomeの使い分け》が理解しやすいのではないでしょうか?
A: I'm coming to Tokyo this Saturday. Can I see you?
(今週の土曜日に東京へ行くんだけど、会えるかしら?)
B: Why not? What time will you arrive at Tokyo Station?
(もちろんよ。何時に東京駅に着く予定なの?)
A: About 2:30 p.m.
(午後2時半頃よ。)
B: OK. I will come to see you at the station.
(わかった。駅に迎えに行くわ。)
◎"I'm coming to ~."は、「行く(来る)がもう決まっていて確実な場合」に使います。それに対して"I will come to ~."は、「~行く(来る)つもり、という意志を表す未来」の時に使います。
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