私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアクラスで、毎年この時期になると増えてくるのが「大掃除」の話題です。シニアの方には律儀な人が多く、年末には必ず大掃除をするという方がほんんどです。中には「大掃除のことを考えると気が重くなってくるわ」とおっしゃる方まで・・・。

 さて、この「大掃除」ですが、英語ではどのように表現すればいいのでしょうか。「掃除」は"housecleaning"とか単に"cleaning"と言えばいいのですが、「大」を付けるとなると"big"よりも"general"の方がいいでしょう。"general"という形容詞は、日本語の「総」に当たる言葉で、たとえば「総務課」のことを"general department"と言ったり、「総支配人」のことを"general manager"と言ったりします。

I have to do general (house)cleaning tomorrow. (明日は大掃除をしなければならない。)

 ところで外国には「大掃除」の習慣はあるのでしょうか。調べてみると、イギリスやアメリカでは春に大掃除をする習慣があるそうです。そのことを"spring-cleaning"と言うのだそうで、"spring-clean"(大掃除をする)という動詞にまでなっているようです。ですから上の例文は

I have to spring-clean tomorrow. 

 と言えそうです。もっとも日本人にとっては少し違和感があるかもしれません。そこで私は、"year-end (house)cleaning"と言うことにしています。ご参考までに。

I have to do year-end (house)cleaning tomorrow.