今回は、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアレッスンで頻繁に話題になる「断捨離」をテーマにしてみたいと思います。当スクールのシニアの生徒様に限らず、全てのシニア層にとって大きな関心事であるはずです。(私も含めて?)

 私もよく知らなかったのですが、「断捨離」はヨガに由来する言葉だとか。わかりやすく言えば、ポイントは「不必要な物を買わないようにする"Not buying unnecessary things"」と「不要な物を捨てる"Throwing away useless things"」の2つになると思います。("unnecessary""useless"も同じような意味で、両方とも"unnecessary"で言ってもいいと思いますが、"useless"には「不要になった・役立たない」という意味もありますから、あえて別の形容詞にしました。)

 ここで押さえておきたいのは「捨てる」という言い方です。日本語でも「捨てる」事を「投棄する」と言うように、「投げる」を使って"throw away"と言います。【過去形は"threw away"です。】

①I threw away many old books. (私は沢山の古い本を捨てた。)

②Don't throw away cigarette-butts! (タバコの吸い殻を捨てないで!)

※ちなみに、"it(それ)""them(それら)"のような短い目的語を使う場合には、"throw it away""throw them away"のように真ん中に入れる方がいいでしょう。

 【但し、「子供や動物を捨てる」場合には"abandon"という動詞を使います。】

◆そしてもうひとつ、「~に執着する」という表現も紹介させて下さい。「物への執着を絶つ」ことが「断捨離」の根幹だからです。

③He sticks to money very much. (彼はすごくお金に執着する。)

④She stuck to the glory of her past. (彼女は過去の栄光にしがみついた。)

 この"stick to ~""cling to ~ "と言いかえても同じ意味です。【過去形はそれぞれ"stuck to ~""clung to ~ "です。】

 なお、最近の英語では「断捨離」のことを"minimalism"と表すこともあります。これはもともと芸術の世界の用語で、「デザインや装飾を必要最小限に抑える手法」の意味だそうですが、生活様式にも使われるようになったものです。「断捨離」を実践している人は"minimalist"となります。


A: My mother can't throw away old things.

     (ウチの母は古い物を捨てられないのよ。)

B: I guess it's because she lives in a big house alone.

     (私の感では、それは大きな家に一人で住んでいるからよ。)

A: That's it. Plus she experienced the wartime.

     So she sticks to things and food very much.

     (そこなのよ。それに彼女は戦争を経験していて、

  だから物や食べ物にすごく執着が強いのよ。)

B: I see. Well, how about yourself? Are you OK?

     (なるほどねぇ。あなた自身はどうなの?大丈夫?)

A: I'm good at throwing away, except my weight.

     (私は捨てるの得意よ。体重を除いてだけどね。)


 " I guess""I think"よりも直感的に「思う・気がする」という意味で、 "I'm good at ~ing" は「~することが得意です」の意味です。"except"は「~を除いて」という意味になります。

 毎日降り続く雨。今年は「中休みの晴天日」が多かった昨年よりも梅雨らしい梅雨ですね。「吉祥寺MCS英会話スクール」へは、JR中央線/京王井の頭線・吉祥寺駅の《アトレ東口出口》から徒歩1分以下で来られます。雨の日も傘はほとんど不要(unnecessary/useless)!初心・初級のシニアの皆様、ぜひ一度ご見学【無料】においで下さい。