東京にお住まいでない方には縁遠い話かもしれませんが、先頃「山手線」の新駅(品川と田町の間)の名前が「高輪ゲートウェイ」に決まりましたね。この「ゲートウェイ(gateway)」という英語は、そもそも「入り口」という意味です。ただし、「門」を表す"gate"と言う単語にわざわざ「道」を表す"way"がくっついているわけですから、「玄関に続く通路のようなものがあって、その通路の入口に更に木戸のようなものが設けられている」といったイメージでしょうか。その通路に沿って塀や生け垣があったり、イギリスなどではバラのゲートがあったりします。
この新駅名、「カタカナ名は変」とか「奇をてらいすぎている」とか「インパクトがあって良い」とか物議を醸していますが、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様たちにも意見を聞いてみました。すると、やはりと言うべきか、皆さんあまり関心がなさそうでした。ただ、この駅名が決まる以前から「ゲートウェイ」は一種の流行語になっていて、ホテルや英会話スクールの名前にも使われるようになっているので、一応例文も紹介しておきます。
◆Narita is the gateway to Japan. (成田は日本の玄関です。)
◆Patience is the gateway to success. (忍耐は成功への入り口である。)
この名前に決めたJRによれば、「新駅は羽田空港からのアクセスも良く、これから日本の玄関口となるようなインターナショナルな発展を見込んでいる」のだそうです。そうなってくれることを祈っています。
なお、「入り口」といえば"entrance"も思い浮かびますが、こちらは建物や家に入るドアのある部分で、"gateway"の先にある場所を指します。
※余談ですが、一般公募された候補の中に「品田」というのがあってかなり上位だったことは面白いと思いました。実はこれには前例があって、JR中央線の「国分寺」駅と「立川」駅の間にあるので「国立」駅になったのだそうです。
今日はローカルな話でごめんなさい。