先日、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様から、こんなご質問を頂きました。

「OKの語源は何ですか?」

   ウロ覚えだった私は、「昔のアメリカの大統領選挙のときに、ある候補者を応援するキャンペーンに使われた略語とかキャッチコピーから生まれた言葉だった様に思いますが・・・」とお答えしましたが、今回あらためて調べてみました。

 実のところは発祥の地アメリカでも100%の真実はわかっていないようなのですが、一応ネット情報によれば、以下のようになります。

 

《起源的には"all correct"(すべて正しい)の略語で、発音される音から"AC"ではなく"OK"と表記された。そして1840年の合衆国大統領選挙で、民主党候補となったマーティン・ヴァン・ビューレンの支持者達が彼を持ち上げる運動を展開する中で、彼のニックネームである"Old Kinderhook"のイニシャルと"all correct"とをかけて宣伝的に使った》

 

   とまぁ、カタい説明になってしまいますが、この質問を下さったシニアの生徒様へのお答えとさせて頂きたいと思います。昨日会った私のアメリカ人の友人に聞いてみたところ、"I don't know."という答えでしたので、当の彼らもよく知らないようでした。

 

   語源のことはさておき、私としては"OK"の意味について、英会話を習っているシニアや初心者の方の為に補足させてもらいたいところです。日常会話で使われる"OK"は、"all correct"とは少し違っています。日本語で言う「いい」が一番近いように思います。

   私達は、例えば「私と一緒に行きませんか?」("Would you like to go with me?")と誘われた時に、「いいわね!」と肯定的に返す場合と、「私はいいわ(やめておくわ)。」と否定的に返す場合がありますね。そのどちらにも"OK"は使われるのです。見分け方は相手の顔つきや言い方で簡単に判断できますが、大事なことは「"OK"はいつも前向きな意味とは限らない」ことを理解しておくことでしょう。

 

【後日またもう少し詳しくお話しさせて頂きたいと思います。】