先日の新聞広告で、E社の英会話教材の広告を目にしました。キャッチコピーは『孫に会いたくて60歳からの英語』となっていて、「娘がアメリカ人と結婚し、生まれた孫は英語しか話せない」ため、60歳過ぎの私も英会話を勉強したい・・・・・という主旨のものでした。
他社に迎合するわけではありませんが、実はこういう方が10年ほど前から少しずつ増えてきているのは事実です。広告にある「急増」は言い過ぎにしても、当「吉祥寺 MCS英会話スクール」でも一割位の方がこうした理由で英会話を習っていらっしゃいます。
ただ、興味深い現実もあります。その方たちは、平均すると半年に一回くらい外国にいる娘さんを訪問しているのですが、娘さんから「お母さん、うちの子供には日本語も勉強させているから、お母さんはなるべく日本語を話して!」と必ず言われるようなのです。それではせっかくの勉強も意味がない・・・?いえいえ、和食の手料理をふるまってあげようと、近所のスーパーへ買い物に行った時などには、少しずつでも成果が発揮できる、と聞いてひと安心しています。国際結婚したシニアの悩みもいろいろ複雑なようです。