今年の2月号の「お役立ち英会話」で、「雪が降る」を取り上げましたが、今日は梅雨にちなんで「雨」をテーマにしてみます。天気や時間のことを言う時に、英語では"it"を主語にして言う事が多いです。この"it"は「それ」とは訳さず、あくまで主語の代用品と考えて下さい。"snow"の時と同様に"rain"にも、名詞で「雨」という意味と動詞で「雨が降る」という意味があります。また"rainy"は形容詞で「雨降りの」という意味です。
①It rains every day./It rained yesterday./It wil rain tomorrow.
(毎日雨が降ります。/昨日は雨が降りました。/明日は雨が降るでしょう。)
②It is raining now./It was raining at that time./It will be raining at that time.
(今雨が降っています。/その時雨が降っていました。/その時には雨が降っているでしょう。)
③It is rainy today./It was rainy yesterday./It will be rainy tomorrow.
(今日は雨降りです。/昨日は雨降りでした。/明日は雨降りでしょう。)
それぞれ、左の文が現在、中央の文が過去、右の文が未来です。
①では"every day"、"yesterday"、"tomorrow"、"much"、"a little"などを後ろに付けて言うのが普通です。「今ザァザァ(シトシト)降っている最中」を表現するのなら、進行形の②です。その時点の状況でなく「今日の天気は雨天」というように幅広く表現するなら③です。②と③は似たような表現ですが、その時点にスポットを当てるか、幅広い時間帯でとらえるかによって微妙に違ってくるわけです。
A: How was the weather in Kyoto?
(京都のお天気はどうだった?)
B: It was rainy every day.
(毎日雨〔ふり〕だったわ。)
A: Oh, that's too bad.
(まあ、それは残念ね。)
B: No. Kyoto in rain is attractive, too.
(いいえ。雨の京都もまた魅力的よ。)
1行目は天気を聞く時の定番です。2行目を"It rained every day."と言うと、「毎日雨が降った。」というニュアンスになります。3行目の言い方は、相手から好ましくない内容の事を聞いた時にいつでも使えます。
最後に、この季節のためにこんな言い方もご紹介しましょう。
B: It rained on and off. (雨が降ったりやんだりでした。) 明日は晴れるといいですね。
●スッキリしない季節ですが、MCS英会話スクールは、JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺」駅から駅ビル「アトレ」の中を通ってくれば、傘をさす距離は50メートル程。シニアの方の足下にも優しい立地です。もちろん、皆さん雨にもめげず今日も元気いっぱいレッスンされています!!